ホームページ制作会社を選ぶ時の注意点③ 自宅サロンの個人情報は大丈夫ですか?

ホームページ制作会社を選ぶ時の注意点
ホームページ制作会社を選ぶ時の注意点の連載投稿3回目です。
連載1回目「ホームページ制作会社を選ぶ時の注意点① ドメイン、サーバーの契約主は誰ですか?」
連載2回目「ホームページ制作会社を選ぶ時の注意点② ホームページは暗号化されますか?」

今回は、個人情報を漏洩しないために気を付けていただきたいことをお話ししたいと思います。

ご自宅でサロンや教室を開いている場合、ホームページに住所や電話番号を載せたくない方は多いと思います。
ところが、意図せずwhois情報で住所や電話番号が公開されてしまう可能性があります。

whois情報って何?

では、whois情報とは何でしょうか?

whois情報とは、ドメイン(URL)の登録者に関する情報で、登録者の名前や住所、電話番号などがあり、インターネットユーザーが誰でも参照できるものです。例えば、以下のページで見ることができます。
https://www.onamae.com/service/whois/

whois情報は、ドメインを取得する際に入力した情報が使用されることが多いです。
一般の会社の場合、住所や電話番号がwhois情報で公開されても、全く問題ないですが、ご自宅でサロンを開いているような方の住所や電話番号が公開されてしまうと、問題になることがあります。

whois情報で個人情報が公開されないためには

ドメイン提供会社では、whois情報を公開して欲しくないお客様向けに、「whois情報公開代行」というオプションを提供しているところが多いです。

「whois情報公開代行」を申し込むと、whois情報にはドメイン提供会社の情報が公開され、個人情報が表示されることはありません。

まとめ

制作会社と契約をする前に、whois情報についてご確認くださいね。

自力でホームページを作る場合にも、お気を付けください。

ホームページ制作会社を選ぶ時の注意点② ホームページは暗号化されますか?

ホームページ制作会社を選ぶ時の注意点
ホームページ制作会社を選ぶ時の注意点の連載投稿2回目です。
連載1回目「ホームページ制作会社を選ぶ時の注意点① ドメイン、サーバーの契約主は誰ですか?」

今回は、ホームページの暗号化の重要性について、お話したいと思います。

ホームページの暗号化って何?

ホームページを暗号化することにより、ホームページが改ざんされるのを防いだり、ホームページ上の画面で入力した情報をネットワーク上から盗み見されることを防ぐことができます。

現在、ホームページは大きく分けて、暗号化されているホームページと暗号化されていないホームページの2種類があります。
http://で始まるホームページは、暗号化されていないホームページ、https://で始まるものは、暗号化されているホームページです。
暗号化されているホームページは、ブラウザのURL入力欄に鍵マークが表示されます。

進むホームページ暗号化の流れ

数年前から、インターネットの世界の大きな流れとして、ホームページを暗号化することが推奨されています。

2018年の7月から、ブラウザのGoogle Chromeで暗号化されていないホームページを表示すると、URL入力欄に「保護されていない通信」と表示されるようになりました。

ホームページを見ている方が、「保護されていない通信」の文字を見てしまうと、ホームページへの信頼度が下がってしまいそうすね。

まとめ

実は、暗号化していないホームページを提供している制作会社が、まだまだいるのが現状です。
制作会社を選ぶ時に、制作実績のホームページを見ると思います。
その時に、ブラウザのURL入力欄に鍵マークが表示されていることを確認してくださいね。

Petit Lifeでは、Googleからのアナウンスで事前に知っておりましたので、暗号化していなかったお客様のホームページを、2018年の7月の前に、全て暗号化しました。
ホームページ管理の一環として、無料で対応させていただきました。

制作会社を選ぶ際には、デザインや予算だけでなく、安全性もチェックしてみてください。

ホームページ制作会社を選ぶ時の注意点① ドメイン、サーバーの契約主は誰ですか?

ホームページ制作会社を選ぶ時の注意点
ホームページ制作会社を選ぶ時は、何に気を付けて選べば良いのでしょうか?
デザインが好みであることや料金以外にも、実は大事なポイントがあります。

今回から、制作会社を選ぶ時に、ぜひ気を付けていただきたいことを連載で書いていきたいと思います。

ドメイン、サーバーって何?

ホームページを公開するためには、ドメイン、サーバーが必要です。ドメインとはURLのこと、サーバーとはホームページを設置するパソコンのことです。

googleなどの検索結果の順位を決めるホームページのランクの情報は、ドメインに紐づいた形でgooleが保持しています。

ホームページに適切に検索対策(SEO対策)を施して土台を作った上で、ホームページの更新を続けていくと、このランクは上がっていき、検索結果の順位は少しづつ上がっていきます。

だから、ドメインは財産であり、ずっと大切に育てていくものです。

ドメインの所有者は誰ですか?

実は、このドメインの所有者は、ホームページ制作会社によって異なります。

よくある、「ドメイン、サーバー込み」は、制作会社が代理でドメインの取得を行い、ドメインの所有者が制作会社となっている場合があります。
その場合、お客様はドメインを制作会社から借りているだけです。

サーバーは通常、制作会社が社内に持っているサーバーや外部の業者のレンタルサーバーを使用しています。
そのレンタルサーバーとの契約も制作会社に代理で契約してもらう場合、契約主が制作会社となっている場合があります。

万が一の事態が発生した時のリスク

制作会社と良好な信頼関係を築き、ずっと制作会社にホームページ、サーバーの管理をしてもらっている間は、特に問題はありません。

ただ、万が一、制作会社が倒産したり、依頼した個人事業主のデザイナーさんが死亡したりした場合、ホームページとドメインを失ってしまう可能性があります。
また、ホームページをリニューアルしたいけれど、今度は別の制作会社に依頼してみたいと思った場合、あってはならないことですが、ドメインやレンタルサーバーの契約主変更の手続きが難航する可能性もあります。

まとめ

ドメイン、レンタルサーバーの契約主がご本人であれば、制作会社が倒産しても安心です。

ご自身でドメイン、レンタルサーバーの契約をする際には多少手間がかかりますが、特に難しいことはなく、通常30分はかかりません。

制作会社と契約する前に、ドメインの所有者、レンタルサーバーの契約主は誰になるのか、ご確認くださいね。